レモン エッセンシャルオイル
【精油の云われ】
レモンの木は原産地はインドのヒマラヤ山麓とされています。 栽培の歴史はササン朝ペルシアにおいてペルシア人が行っていたと考えられ、ササン朝を征服したアラブ人たちもレモンを取り入れ、大々的に栽培するようになりました。 9世紀にはイスラム帝国が征服したシチリア島にレモンが持ち込まれ、シチリアは現代にまで至るレモンの大産地となりました。 ビタミンCが豊富な明るい柑橘系の果物は、壊血病(ビタミンCの欠乏による)から身を守るためにイギリスからやってきた船乗りたちがそれらを食べたため、世界中を航海しました。 さらに古い伝承では古代エジプト人による魚などの腐敗防止剤として、紀元前にはバビロニアで儀式に使用されたと云われています。
レモンの精油は、明るい香りが心を和らげ、よりポジティブな精神的見通しを立ててくれると云われます。 また、意識の覚醒度を高め、集中力が増し、精神の良い高揚を促すとされます。 脳波の研究からリラクゼーションに良いとも云われています。 さらに精油の中でも室内の清掃に使われる点が特徴的です。バスルームやキッチンなどの清掃にDIYクレンザーに適量入れて使用することで、レモンの殺菌効果も期待して拭き掃除をすることができます。 さわやかなレモンの香りは、デスクワークや運転など、集中力を高めたいときに最適です。 ブレンドは多くの精油と相性が良く、とくにハーブ系でクセのある精油と合わせるとスッキリした香りになる場合が多いようです。
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