スパイクラベンダー エッセンシャルオイル
【精油の云われ】
ラベンダーは中世までは真正ラベンダー・スパイクラベンダーの区別はされていなかったとされています。 スパイクラベンダーは真正ラベンダーに比べて樟脳(カンファー)を多く含むことから、ラベンダーの香りをより、はっきりとさせたフレッシュな香りです。香りのはっきりさもあることから男性にも好まれるラベンダーと云われます。 ラベンダー自体は古代ローマ人が入浴の際に芳香剤として使っていたことや、肌着類を保存するのに使用したことなどの云われがあります。
また、古代アラブの女性たちが髪の毛にツヤを与えるために使用したとも云われます。 ギリシャ出身のローマの医師ペダニオス・ディオスコリデスの著書「マテリア=メディカ}はラベンダーの普及につながった本として知られています。 この本は西暦 1 世紀に出版されてから改定を重ね続け、なんと17世紀になっても現役て?使用されました。 その本ではラベンダーを「貴重な植物」に分類しています。 さらに「ガラス製のアランビク(蒸留器)に その花を通して(蒸留して)つくられるラベンダー油は、他のいかなる香料をもしのぐ香りをもつ。」と 述べています。
また十字軍の戦いで、フランス人は兵士の傷の手当てをするのにラベンダーを使ったと云われています。 中世のヨーロッパでは香水のブレンドに多用され、イギリスでは防虫、芳香の効果から、リネン類の芳香に使われていました。 1709年にイタリアの香料商によって発売され人気となった香りのよい薬用酒「アクア・アドミラビリス」(奇跡の水)、後の「オーデコロン」(Eau de Cologne、ケルンの水)には、微量のラベンダーがブレンドされていたと云われています。
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