フェンネルスイート/ 茴香 / ウイキョウ
【学名】 Foeniculum vulgare
【科名】 セリ科
【香りの系統】 スパイス系。甘さとスパイシーさをもつフローラル調の香り
【ノート】 Middle to Top
【相性の良い精油】 レモン、ラベンダー、ゼラニウム、イランイラン、ローズ、ジャスミン、オレンジ、ベルガモット、グレープフルーツ、サンダルウッド、ローズマリー、サンダルウッド
【備考】 授乳中には注意する。乳がん、乳腺炎の方は避ける。
【精油の云われ】 フェンネルは古代から医療・料理等、様々に使用されてきました。ギリシャ人は利尿作用に着目して「痩せていく」という意味のMarathronと名づけました。ローマ人は香りから「草のような」という意味のfoeniculumと呼びました。中国での植物名は茴香、和名はウイキョウとなり、英名がフェンネルとなります。 古来より肉や魚料理のくさみ消しとして使われてきました。 何と言ってもその香りが特徴で、西洋のお料理では、魚の生臭さを和らげるためやピクルスに使われ、インドではカレーのスパイスとして、さらに中華料理でもお料理に加える香りづけの調味料として重宝されています。その香りは「体に滞っているものを動かして散らす働きがある」とされています。 また、胃腸のガスや痰を排出することや、胃腸を温める効果、ヨーロッパでは、食欲の調整をしたり代謝を上げて老廃物を排出する作用があることから、ダイエットに古くから使われています。漢方や西洋の古くからの利用において、香りに起因する効果が多いことからアロマテラピーでも摂取した際と同様の効果を期待しています。さらに東洋的には胃腸の気の流れをスムーズにするとされます。フェンネルスイートが含むトランスアネトールという成分は、その分子構造が女性ホルモンのエストロゲンとよく似ていることから、月経前のストレスや更年期の問題など、女性ホルモンのアンバランスが引き起こすさまざまなトラブルに対し有効といわれ、その対策に用いられています。古くから痩せる効果で有名なフェンネルは、実際にもむくみやセルライトに効果的です。また皮膚を浄化し、強壮する作用があるとされます。
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